2009年01月10日

新・人間革命 新世紀42

 松下幸之助と山本伸一の語らいは尽きなかった。松下は、現代の日本には、国のため、世界のために行動しようという人物がいないと憤ったあと、しみじみとした口調で語った。
 「会長のおっしゃる通りです。根本は人間です。人間をつくらなあきまへん。それが一番大事なことやと思います」
 そして、開学した創価大学の未来に、心から期待を寄せるのである。
 会談の最後に松下は、「これからも、ぜひお会いいただき、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます」と深々と頭を下げた。
 それを制して伸一は言った。
 「とんでもないことでございます。お教えを賜るのは私の方でございます。私の方こそ、ご指南のほど、お願い申し上げます」
 それでも松下は、なかなか頭を上げようとはしなかった。
 さらに、互いに連絡を取る場合、伸一の方は秘書業務を担当している田原薫を、松下の方は、同行してきた関連会社の社長を窓口とすることも取り決めた。
 「田原にご連絡いただければ、一分もあれば、すべて私に報告が入ります」
 伸一の言葉に、松下は驚きの表情を浮かべながら語った。
 「わかりました。私の方も、速やかに対応できるようにいたします」
 ――帰途、車の中で、松下は同行者に、こう語っている。
 「創価学会は迅速や! あれだけの大組織やのに、会長まで、わずか一分で連絡がつくとは……。そして会長は、すぐに大胆な手を打って、行動される。さすがや! 学会の強さの理由がよくわかる。うちは私に報告が入るまで、十分以上かかるやろう。もっとかかることもあるかもしれへん。
 君には、私が静養する際の病室まで、すべての電話番号を教えよう。もし、山本会長から連絡があったら、いつ何時でもいいから、直ちに報告してきなさい」
 スピードは一切の勝利の要件である。

2009-1-10 聖教新聞 新人間革命


 池田先生の人に対しての振る舞いは感動します。他人を敬うからこそ迅速かつ心ある対応ができるのだとおもう。連絡、報告も、もっと早く正確にできるように訓練していかねばと痛感しました。

posted by 元 at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | スピード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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