2008年12月02日

仏陀

ブッダ
 ブッダとは「目覚めた人」を意味する。もともと釈尊一人を指す言葉ではなかった。「真理を悟った人」を広くそう呼んだという▼ゴータマ・ブッダは、何を悟ったのか。欲望に振り回される人生に、安らぎはない。カネは必ずしも幸せを約束しない。それに気付いたのだ。当たり前のことだろう。しかし、頭で分かっていても、命の底で分かっているとは限らない。仏法は、それを「無明(迷い)」と呼ぶ▼金融危機に世界中が揺れている。市民の暮らしも、破局にさらされている。欲しいものはクレジットカードで、気軽に手に入れるというアメリカ式の生活様式は、今や破綻に瀕したと言っていい。一転して人々は、堅実な暮らしに目覚め始めているという▼もう一つ、ブッダが目覚め、発見したこと。それは「他者」の存在である。友のために尽くす。一人を徹して大切にする。そこに、人生最高の幸福境涯があるとの悟りである。「慈悲」とはすなわち、同苦の思いに裏打ちされた、力強い“友情の絆”にほかならない▼目覚めること――それは人間にとって永遠の課題である。日蓮大聖人は開目抄を著され、「人々の尊厳に目を開け!」「自身の無限の可能性に目を開け!」と叫ばれた。その叫びを、今こそ世紀へ!  

2008-12-1 聖教新聞 名字の言より
posted by 元 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏陀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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