2010年09月22日

SGIの「師弟の絆」




SGIの「師弟の絆」

取材者(編者:註)ー実際に創価学会•SGIのメンバーを取材されて、仏教に対して、どのような印象を持たれましたか。池田SGI会長をどのような人物だと思うようになられたのでしょうか。

ストランド これまでの創価学会との関係を振り返ると、数年の間に私の考えが大きく変わってきたことが分かります。
私は元々、禅宗の修行を積み、僧侶(教師)の資格も得ており、仏教の信仰を「座しての瞑想」としてとらえがちでした。これは、大部分の西洋人が仏教に対して抱いている偏見です。西洋における多くの仏教は、古代の僧院スタイルを踏襲していますが、家庭を持ち、長時間の仕事に励む在家の仏教徒にとって、長時間の瞑想修行などは日常生活から隠遁する環境下でなければ不可能です。
私が創価学会の信仰を体験して学んだことは、仏教の信仰には瞑想以外のやり方があるということです。創価学会の信仰活動は、より進化した形の実践法であるだけに、現代人の生活スタイルに、よりマッチしていて、効果的だということです。これから創価学会に触れる方々も、そのことをきっと理解するでしょう。
二つ目に、仏教に関心を抱く西洋人の多くと同様に、私も権威主義的な信仰モデルを教え込まれました。そこでは、師匠と弟子との関係は上位下達式で、絶対服従が基本です。しかし、弟子が師匠から得るものは少ないのです。しかもアメリカでは、こうした権威主義モデルでさえも、きちんと務めを果たせている仏教界は、1979年代から幾度にもわたる僧侶のスキャンダルで揺れに揺れてきました。アジア人僧侶と、その後を継いだアメリカ人僧侶が、衣の権威を利用し、繰り返し信者の信頼を裏切ったのです。
私が初めて創価学会に出あった時、(参加者が平等に語り合う)座談会や、会員同士の人間関係•連帯感を重視するのを見て、「誰も上に立つ人がいなくて大丈夫かな」と思いました。しかし時間が経つにつれ、地域社会に根ざした在家のリーダーシップの形を見て、この方がずっと健全で、安定正のある信仰の在り方だと思うようになりました。
三つ目に、アメリカの仏教では上位下達式の権威主義的モデルが蔓延していたため、当初、私は、池田SGI会長を信者に絶対的忠誠を求めるカルト教祖的な人物としてイメージしがちでした。
しかし、創価学会の目的は、戸田第2代会長の有名な「学会は、人材をもって城となすのだ。断じて、人材の城を築くのだ!」との言葉にあるように、陸続と人材を育成し、世界に広宣流布を進めることにあります。西洋には学会のような仏教団体が皆無であったため、理解するのに時間がかかりましたが、アメリカと日本でメンバーと直接触れ合うなかで、私の中の偏見は解消されました。
私は、創価学会の「師弟」と仏教宗派の「師弟」の違いが、社会に向けてまだ十分に説明されていないと感じています。学会の皆さんの「師弟の絆」
は、誤解されて社会で認識されていないるのです。学会のリーダーにはそのことを理解して、一段と説明の努力を担っていただきたいと願っています。

大白蓮華 NO725 2010年6月号
P83-84より抜粋


※宗教ジャーナリスト
クラーク•ストランド氏
(アメリカの著名な仏教研究家。アメリカを代表する仏教誌「トライシクル」の元編集長)

posted by 元 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 師弟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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