2009年02月23日

佐渡御書 6

いよいよ日蓮が先生今生先日の謗法おそろしかかりける者の弟子と成けんかかる国に生れけんいかになるべしとも覚えず、般泥・経に云く「善男子過去に無量の諸罪種種の悪業を作らんに是の諸の罪報或は軽易せられ或は形状醜陋衣服足らず飲食・疎財を求めて利あらず貧賎の家及び邪見の家に生れ或は王難に遇う」等云云、又云く「及び余の種種の人間の苦報現世に軽く受くるは斯れ護法の功徳力に由る故なり」等云云、此経文は日蓮が身なくば殆ど仏の妄語となりぬべし、一には或被軽易二には或形状醜陋三には衣服不足四には飲食・疎五には求財不利六には生貧賎家七には及邪見家八には或遭王難等云云、此八句は只日蓮一人が身に感ぜり、高山に登る者は必ず下り我人を軽しめば還て我身人に軽易せられん形状端厳をそしれば醜陋の報いを得人の衣服飲食をうばへば必ず餓鬼となる持戒尊貴を笑へば貧賎の家に生ず正法の家をそしれば邪見の家に生ず善戒を笑へば国土の民となり王難に遇ふ是は常の因果の定れる法なり
(御書P959・15行目〜P960・5行目)


(通解) ますます、日蓮の過去世、今世、先日に至るまでの謗法は恐ろしい。あなた方は、どうして、このような者の弟子となったのであろう。どうして、この国にうまれたのであろう。この先、どのようになっていくのか思いもよらない。
 般泥洹経では「弟子たちよ。過去世に、はかり知れない多くの罪やさまざまな悪業をつくっていたならば、その罪の報いとして、あるいは人々に軽んじられ、あるいは醜い容姿となり、衣服は足らず、食べ物は粗末でわずかであり、富を求めても得られず、貧しい身分の低い家や誤った思想の家に生まれ、もしくは権力者による迫害に遭う」とある。さらに「また、他のさまざまな人間の過去世の行いの報いとしての苦しみを、現在の世において軽く受けるのは、正法を護持する功徳の力によるものである」とある。
 この経文は日蓮のこの身がなければ、間違いなく仏の偽りの言葉となったであろう。一には「あるいは人々に軽んじられる」、二には「あるいは醜い容姿となる」、三には「衣服は足りず」、四には「食べ物は粗末でわずかである」、五には「富を求めても得られず」六には「貧しく身分の低い家に生まれる」七には「誤った思想の家に生まれる」、八には「権力者による迫害に遭う」とある。この八句はただ日蓮一人がわが身で受けているのである。
 高い山に登るものは必ず下る。人を軽んじればかえって自分が人に軽んじられる。容姿が立派で端整な人を謗れば、その報いを受けて醜い容姿となる。人の衣服や食べ物を奪えば必ず餓鬼となる。戒律を持つ尊貴な人を笑えば、貧しく身分の低い家に生まれる。正法を信ずる家を謗れば誤った思想の家に生まれる。十善戒を待つ者を笑えば、一国の民に生まれてその国の王からの迫害に遭う。これらは通常の因果として定まった法である。
posted by 元 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 御書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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